グリーンズ(6547)

[事業内容]

老朽店舗の多い「オリジナルブランド」は縮小傾向、一方米国のホテルブランド「コンフォート」を日本展開する「チョイスブランド」は拡大傾向。

オリジナルブランド:チョイスブランド=1:4 ※約8割がチョイスブランド

売上高はさらに顕著でチョイスブランドが約84%を占める。

近畿エリアに強みがある。2025年の大阪万博は業績に寄与すると考えられる。

<EXPO 2025 大阪・関西万博>

2025年4月13日(日) – 10月13日(月)184日間

大阪 夢洲(ゆめしま)

今期は売上高、営業利益ともに過去最高予想となる。

PERは7.6倍と低いように見えるが、コロナ禍赤字の税効果の影響であることから、法人税率33%とすると純利益は2,948百万円になり、EPSは当期純利益(29.48億円)÷発行済株式数(13,878,263)=212.4円となる。

これより実質のPERは約11.4倍になる。

PER=株価(2,420円)÷EPS(212.4円)=11.39

 

*1

チサンインのロードサイド型ホテル22物件を、オペレーターチェンジで24年7月から運営開始。

これまでのターミナルや繁華街中心の出店とは違う幹線道路沿いでの新展開。

オーナーの星野リゾートREITから賃借。中計はレジャー向け強化の方針だったので、ロードサイド型の展開は折り込まれていなかった。

星野リゾートから話が来て乗った(社長談)とのこと。

当社負担は人件費・採用費・広告宣伝費・備品等で大きなコストがかからず、改装された22店舗がグループイン。6月決算のためFY25業績にフルで寄与する。(直近の部屋数は14,647室のため、約15%増加することになる)

 

ベンチマークにしている同業他社は?
⇒上場企業では、藤田観光共立メンテナンスなどは参考にしている。

3/16現在では共立メンテがPER29.3倍、藤田観光がPER15.6倍となる。

成長性等を鑑みても両社に劣っているとは思えず、PER15倍で評価しても問題ないと考える。

3/18発売予定の四季報(オンラインは先行して更新される)では、FY24の経常利益予想51億円と会社予想より7億円高い。市場関係者もおそらくこれぐらいの数値を期待していると考える。

FY25は既存ホテルはFY24同等とし、売上高が星野リゾートREIT分の15%増、経常利益率12.6%とすると、FY25予想は以下になる。

FY25 売上高:46,575百万円、経常利益:5,868百万円、純利益:3,931百万円

上記よりEPSは283.25円、PER15倍とすると、目標株価は4,248円になる

[日足]

金曜日に新高値を取ってきており好調である。

過去の傾向からも50日移動平均線が効く銘柄になるため、タッチするまでは待つことにする。

[週足]

22年9月から上昇している。今はベース4にいると思われ、そろそろ危険区域か。

急激に上昇しない限りはまだ上はあると思うが、ベース5,6になったら注意が必要。

 

*1:ビックチェンジ