ラストワンマイル(9252)

FY24 2Q決算にて2024年3月から連結子会社化した企業の業績が含まれていなかったため、上方修正を実施。

さらに4/10に発表した株式会社CITVのM&Aについては、10月中旬頃に業績修正を発表するとしていることから注目。

当年度から国際財務報告基準IFRS)を適用していることから、数字上はよく見えるようになるが、のれん償却を含めると業績がどうなのかを考察してみる。

 

のれん

下記のようにのれんが約7.5億円に膨れ上がっている。
有価証券報告書より償却期間は5年であるため、1年に換算すると1.5億円になることから業績からこの分を差し引く必要がある。
これより、実質の上方修正は営業利益7億円(+2.5億円)、当期利益4億円(+1.2億円)となる。

M&Aが奏功し株価が上昇した銘柄といえば、エフ・コード(9211)、GENDA(9166) 、ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)が思い浮かぶ。

PERはそれぞれ36.4、25.5、40.1倍。エフコードのみIFRSでこれ以外は日本基準になることからのれんを含んでいることになる。
当社は実質の純利益は4億円。4/14現在のEPSは193.2円。この時の純利益は5.59億円であることから、4億円の際のEPSは138.2円。
PER25倍だと株価は3,455円になり、現在の株価は4,045円のため現時点だと割高になる。
ただ、CITVのM&A分が含まれていないことと、今後のM&A期待からもう少しPERを高めにしても良いかもしれない。PER35倍の株価は4,837円になり、20%上値余地があることになる。

 

ボラが激しいが下落幅が47%→25%ときており、3,500円まで下がると下落幅が12%程度になりVCPになるためチャンスになるかもしれない。