【2024/5/5】レラティブストレングスで気になった銘柄

ゼネテック(4492)

2/14 3Q決算発表後に急騰。約2ヶ月ほど横ばい。
売上高は20〜30%プラスで6期連続推移している。営業利益率はQ毎にばらつきがある。
3Qは比較的弱いQであるが、当期は黒転したことから市場関係者が反応したと考えられる。
システムソリューション事業が主力で好調であることが業績に寄与している。
ただ、決算説明資料からはビックチェンジらしきものは見つけられなかったため、
見送りとする。

 

アゴーラHG(9704) 

インバウンド需要を要因として売上高が増加。これにより宿泊事業の売上高が前年比約+50%となった。人件費が増加しているようだが営業利益は144百万円(利益率6%)を確保。
ただ継続性があるかは微妙で、ボラも激しいことから見送りとする。

 

ACCESS(4813)

2027年1月期に売上高250億円、営業利益60億円程度を目標としている。
今の時価総額は593億円であることから、今の業績ではなく27年の業績を前提にしている可能性がある。これより、このストーリーが崩れると危険と考える。
以上のことより今回は見送りとする。

 

博展(2173)

Japan Mobility Show などの大型展示会の案件を多数受注・納品により売上高伸長。
これが継続するのかがポイント。受注残が58億円程度あり、前四半期から10億円減少したが、12月末としては過去最高。これより現状においては継続性ありと判断。
KPIは社員数と社員一人当たりの売上総利益額。下記の通り順調に伸びているように見える。FY25は純利益9.8億円目標とやや保守的のように思えるが、10億円として目標株価を算定すると、EPSは61.82円(10億円➗16,175,520株)。約3年間の平均PERは12倍程度であることから、目標株価は742円になる。
5/2時点の株価は626円のため上値余地は18.5%となる。PER水準からも急落はしにくいと考えられることから、テクニカル的に優位なところでINしてもよいと思われる。

50日移動平均線がサポートラインになっているように見える。620円近辺でINするがリスクリワードが良いと考える。損切りは557円(約-10%)。

 

東京計器(7721)

船舶港湾機器事業は、海外市場及び保守サービスの需要が増加し、加えて円安による為替影響により増収・増益。営業利益のほとんどを当事業で稼ぐ。油空圧機器事業は、販売価格の適正化(いわゆる値上げ)による利益確保の取り組みが進展したこと等から、営業黒字に転換。
塾生からも注目されており防衛事業で受注が倍増しているとのこと。防衛事業は売上高が4Qに集中するため、5/10の本決算にて上振れする可能性があるが、同時に来期の予想が出てくる。これよりリスクが高いため見送りとする。

 

ブロードマインド(7343)

2024年3月に中期経営計画を発表。その後株価が上昇。
2034年は10年後のため参考程度とし、3年後である2027年を指標とする。FY27は売上高80億円で利益率16%だと営業利益は12.8億円になる。PERは5/2時点では24.7倍になるが、中計発表前は12倍程度であったことから、こちらの数値を参考にする。
税制効果はないことから、営業利益の65%を純利益と仮定すると、FY27の純利益予想は8.32億円になる。これよりEPSは144.8円(8.32億円➗5,746,416株)。PER12倍の時の目標株価は1,732円となる。現在の株価は2,082円のため割高となる。
但し、競合他社のFPパートナーはPER24倍であるため、当社も20倍で評価されてもおかしくはない。この際の目標株価は2,896円となり、上値余地は約40%になる。
配当性向100%、社員に優しい会社であることもポイントが高い。
50日移動平均線ファーストタッチがエントリーのタイミングかも。