Schoo(264A)

Schoo(264A) 2024/12/3

塾生の中でも実力がある3名の発表銘柄。
法人ストック割合が90%と高く、企業向けeラーニングは成長市場であり売上高がYoY+40%と成長していること、前期損益分岐点を超えてきており収益拡大フェーズに突入したように見えることから調査を行う。

法人向けのオンライン動画研修プラットフォームが売上高の約95%を占める(ここだけみておけば大丈夫)。

契約社数も伸びているが、導入先企業の大型化によりARPAが上昇している。
大企業に部分的に導入し全社導入を図る戦略となる。
この傾向は継続すると思われ、ARPAのさらなる向上に期待が持てる。

FY25の人件費は前年比+45%予想。今後も売上高増加に比例し増えることを想定。
広告宣伝費は横ばい予想(若干減少傾向)。FY24 2Qまでは新規顧客へのリーチを優先し広告投下額を積みましていたが、蓄積リードの積み上がりから広告効率が改善したため、利益確保とのバランスを意識し推進している模様。

市場規模は2023年1,140万人から2024年1,173万人と約3%の微増に留まる。
成長が鈍化傾向にあるのは気がかりなところ。

競合他社多数。これからの新規参画はコンテンツを揃えるのが大変であるため存在しないか。
ベネッセのUdemy Businessが直接の競合になるか。

野村レポートではFY26業績予想は売上高51.6億円、営業利益10.8億円。
12/3 12:52時点の時価総額は131億円。純利益を営業利益の65%とすると約7億円。
EPSは7億円÷発行済株式数12,422,700 株=56.3円
ただし野村レポートではEPS77.5円になっているため、純利益の算出が異なるのか、発行済株式数から社長保有分を除くとそうなるのかは不明だが、77.5円とすると、
競合他社のPERを参考に20倍の場合の株価は1,550円になる。
12/3現在の株価は1,070円であるため、まだ織り込んではおらず、FY26の業績予想が実現すれば十分に上値があるように見える。
時価総額が100億円ちょっとであることから機関投資家ではなく個人がメインで扱っていることによるものと思慮
3年後のFY27/9についても予想してみる。
売上高:前年比+30%とすると5,164×1.3=6,713百万円
売上原価:原価率23%とすると1,544百万円
売上総利益:5,169百万円
販管費販管費率52%とすると3,491百万円
営業利益:1,678百万円
純利益:1,091百万円

FY26から+55%であることから目標株価は2,415円(時価総額300億円)になる。

売上高:FY25+36%、FY26+33.5%予想。2024/7に10%の値上げをしており、FY25 4Qまでは効果があることからコンサバに見える。

売上原価:コンテンツ制作費になる。コンテンツは自社スタジオでスタジオで内製しており、製作される本数は固定的で売上に比例していないとの塾生予想。野村レポートも漸減と予想しておりこのまま採用して問題ないと考える。

広告宣伝費:横ばい予想。BtoBサービスであるため消費者向けのマス広告を必要としていないことが要因となる。

上記より売上高は野村レポートを上回る可能性があり、さらなる営業利益を得る可能性はある。

[リスク]
競合他社であるベネッセは国内大手であること。
チャーンレートを公表していないため、解約率が高いことが考えられること。
ロックアップ解除(360日)による売り出し

[投資戦略]

2024年10月上場後、右肩あがりで上昇。現在上値消化中(BOX生成中?)となる。
900円まで落ちることはないと思うが、940円のBOX底まで落ちてきて反発したところを狙いたい。