【2024/11/16】過去1年新高値銘柄チェック(情報通信・サービス・小売)

ebase(5138) 

当期の営業利益成長率は+13.4%と物足りないが、過去2年上方修正しており、上期の状況を鑑みると今期も上方修正の可能性が高いと思われる。

競合であるスペースマーケット(4487)と売上高は変わらない(※)が営業利益率が21%と9.4%で2倍以上の差がある。経営効率がよい?
※今期の売上高予想は1,806百万円で同額となる

シェアリングスペース(貸し会議室・レンタルスペース)市場は2022年度に1,790億円で2032年度は1.7兆円を見込んでいる。
現在の市場シェアは2%であることから、市場成長スピードが想定通りでシェアを伸ばすことが大きく成長することが可能。

仮に市場成長力が上記だとすると、CAGRは25.24%になるため、2027年のシェアリングスペース(貸し会議室・レンタルスペース)市場は5,515億円になる。
下記より2027年の営業利益は7.28〜9.82億円の予想になる。

  貸し会議室・レンタルスペース市場    
<通常> 市場
(億円)
当社売上高
(百万円)
  営業利益
(百万円)
利益率
2022年 1,790 890   211 23.7%
2023年 2,242 1,160 30.3% 255 22.0%
2024年 2,808 1,490 28.4% 335 22.5%
2025年 3,516 1,863 25.0% 466 25%
2026年 4,404 2,328 25.0% 582 25%
2027年 5,515 2,910 25.0% 728 25%
           
           
<強気> 市場
(億円)
当社売上高
(百万円)
  営業利益
(百万円)
利益率
2022年 1,790 890   211 23.7%
2023年 2,242 1,160 30.3% 255 22.0%
2024年 2,808 1,490 28.4% 335 22.5%
2025年 3,516 1,937 30.0% 484 25%
2026年 4,404 2,518 30.0% 692 28%
2027年 5,515 3,274 30.0% 982 30%

[目標株価]
2022年12月上場後の平均PERは25倍。競合のスペースマーケットの11/16現在のPERは28.3倍であり税効果もあるように見えることから当社のほうが割安である。また、成長力等も鑑みるとPER20倍を許容されると思慮。
①7.28✖️20/1.5=97億円(株価2,103円)
②9.82✖️20/1.5=131億円(株価2,840円)

上記より、目標株価は2,103〜2,840円となり、現在の株価は1,227円であることから
上値余地は1.7倍以上となる。

決算発表後に上昇したが現在2日調整中となる。
まもなくステージ2入りとなるためもう少し様子をみるが、1,170円近辺でプルバックバイを狙いたいところ。