9/13本決算発表。当期は増収減益となったが、翌日は大幅高となり上値追いの展開となっているため調査する。
[会社概要]
当社は投資用不動産のポータルサイト「楽待」を運営しており、掲載物件数は業界最多を誇る。
不動産会社からの掲載料が収入源となる。
[ビックチェンジ?]
株価を押し上げた要因は料金プランの変更と思われる。従来の価格から1.6〜3倍の値上げとなることから、売上高の増加が見込まれる。ただ、解約が懸念されるところだが、下記の通り7月は微減に止まり、想定より解約率が下回ったことも株価を押し上げる要因になったと考える。
当社のFY24の売上高は23.6億円。値上げによる効果は、7月単月では26,000千円、年換算では3.12億円の増収が見込まれることから、加盟店の数に変更がないとするとFY25の売上高は約27億円になる。
会社予想は29億であることから、プラス2億円の成長を予測していることになる。
営業利益は32.1%増の14億円と予想。営業利益率が元々高く、44.8%から48.3%に上昇することを想定している。
これまでは物件掲載が収益の半分を占めていたが、7月値上げ後から若干比率が上がっているように見える。今後は増加数-解約数がプラスになれば、売上高も比例して伸びていくことになるので注視すべきポイントとなる。
※物件掲載は値上げが1.6-3倍にも関わらず、7月売上高は前月対比で10%程度の増加となっている。これはなぜか?
※掲載物件の契約単位(年、月、その他)はどうなのか
<2024年7月度>
物件加盟店数:約4,700、営業収益:約320百万円
1店舗あたりの営業収益:68,085円
→30件以上の掲載枠で契約しているところがほとんど?値上げ率は?
また、Youtubeの登録者数が7月一気に増加したことから、広告の収益にも今後期待できる。
[リスク]
→金利は今後上昇する可能性が高く、不動産需要が減少するリスクがある。
→値上げによる解約率の増加リスク
[IR問い合わせ]
御社に投資を検討しております。
2024年7月期決算説明資料について、
以下、基本的な質問になり恐縮ですがご回答をお願いいたします。
P17
2024年7月より物件掲載サービスの価格改定が実施され、2024年7月の売上高が増加しましたが、前月対比で10%程度の増加となっています。値上げは1.6〜3.0倍ですが、売上高がこの程度となった理由をご教示いただけますでしょうか。
7月単体は、物件加盟店数:約4,700、営業収益:約320百万円であることから、1店あたりの営業収益は68,085円になります。
ただ、料金プランの新価格は最大で50,000円です。
これより、掲載枠数が30を超える企業が多いと思うのですが、認識は合っていますでしょうか?また、物件掲載数が多いほど値上げ率は低い(もしくは値上げしていない)という理解で正しいでしょうか?
掲載物件の年契約なのでしょうか?それとも月契約でしょうか?
企業によって異なる場合は、どの契約単位が多いのかをご教示いただけますでしょうか。
※年契約の場合は2024年7月の値上げの対象になっていないため、売上高に反映されていないのではと思った次第です